「鋼の錬金術師」実写映画提供のベルト

2019/10/13

映画・鋼の錬金術師、ついに公開致しました\(^o^)/

と、いう事で昨日(12/11)地元の映画館へ、、、

ドキドキ・ワクワク、まるで自分の子供が始めての発表会にでつような緊張感です(^_^;)

この、ベルト制作のお話を頂いてから約1年半、長かったですね~


さて、本題の映画ですが、贔屓目を外しても面白い作品だと思いました!(*^_^*)

映画と言う限られた時間なので、ストーリーの一部は割愛し映画オリジナルな部分もありますが、概ね原作通りかなと。

また、登場人物ですが、原作のイメージのまま、違和感の無いキャスティングでストレスなく観る事が出来ました。

しかし、やはり目が行くのは当店が制作しましたベルト達!

主人公エドの腰に巻かれたベルト、良くエイジングされていました!短期間での秘伝エイジング、お試し頂けたようで嬉しいです!デザイン・重量感も、衣裳の重厚さに引けを取らない仕上がり。衣裳の中心にあるベルトはアクセントにもなっていました

次に、大佐他、軍部衣裳のベルト達。

こちらはベースの黒ベルトの提供で、細かい仕上げは衣裳部さんの仕事となりました。

これもまた、存在感のあるベルトとなっております(^◇^)


最後に、ヒロインのウィンリー。

彼女は衣裳が3パターンあり、当店が提供したのは物語中盤の倉庫の場面で着ていた衣裳です。

洋服(スカート)の上から巻かれたベルトは黒ベルト、バックルはアンティークブラス仕上げ。バックルの柄がウエスタン調なので、ベルトにはベージュ糸で手縫ステッチとスタンピングで可愛く柄入れしました。

残念ながら映像では柄まで見えませんでしたが、細部にまで拘った衣裳作りとなります。

そして、無事映画が終わり、エンディングロール!


そうです、この為に、全てのベルト(7本)を無償提供したのです

今まで、他の仕事で衣装さんからのご依頼は有償としてきましたので、協力会社に名前は出ませんでしたが、今回は名前掲載を条件に協力会社となりました。

ロールが次々と流れるなか、衣裳は最後の方に、、、

名前掲載順が貢献度?と考えると衣裳はもっと上でも、と思いましたが(^_^;)

そんな事を考えていたら、、、ありました!

当店の名前が!!

ん?牛のマークは凄く目立つものの、名前は見えない?

んー、、今度載る事があったらロゴはそれ用に作らねば(*_*)

という感想でした(^_^;)

とにかく、約束通りエンディングに載ったので良しとしましょう!

また、このような機会がありましたら協力させて頂きたいな、と思います。


【余談】

映画でハクロ大佐役を演じた俳優の小日向さん

うちが出演させて頂いた「ぶらり途中下車の旅」でナレーターをお務めなんですよね

なんだか、ご縁を感じてしまいます(^◇^)

ディレクターさんには、映画提供の話をしてありますので、小日向さんのお耳に入っているかは分かりませんが

小日向さんが映画で巻いたベルトも、当店が制作させて頂いた物なんですよね~(*^^)v


映画を鑑賞される予定の方、邦画って、、、と思いきや、なかなか面白い映画ですよ♪

映画好きの代表が言っておりますので間違いないです!

是非、ご家族・ご友人とご一緒にご鑑賞くださいますと嬉しいです(*^_^*)


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映画・鋼の錬金術師、劇場公開日が決まりました!

昨年、映画製作会社の衣裳さんからベルト制作のオファーが有ったのが2016年春頃。

以前にもテレビ、舞台等の衣裳に関わった事がありましたが今回は「映画」という大きなお仕事。

また、鋼の錬金術師は個人的にも知っている漫画な為、衣裳さんからのオファーに直ぐに快諾させて頂きました。

主人公のエドワード、ヒロインのウィンリー、主要人物の大佐他、計7本のベルトを制作提供させて頂くこととなりました。

大佐の軍服に使われるベルトは基本となるベース革の制作、装飾部分(表面)は衣裳部さんが手がけることに。

打ち合わせを重ねながら制作を行うのですが、原作イメージ・衣裳さんのこだわりを伺いながらよりイメージに合ったものを作り上げていく。

鋼の錬金術師は兄弟が錬金術で失った自分の体を取り戻す為、旅をする、、、というストーリー。

なので、革も長旅をしたかのような汚れとエイジングを演出しなければいけません。

役者さんの実際撮影期間はそんなに長くはないと思いますので短期間でエイジングが起こるような仕掛けも衣裳さんに伝えました。

動画のベルトを拝見する限り、革は良い感じで色付いております。大成功なのではないでしょうか^^

丹精込めて制作したベルトが今、役者さんの腰に巻かれ作品の中で生きている。

なんとも充実した気持ちになります。

映画の公開は2017年12月1日と、まだまだ先とはなりますが、今から楽しみでなりません。

また、映画自体原作の世界観が忠実に再現され原作ファンも楽しめる事間違いなしです。

後から聞いたお話ですが、今回の映画衣裳デザイナーさんは舞台を中心に活躍されていて高い評価を得ているとても有名な衣裳さんなのです。

そのような方とお仕事が出来た事、大変光栄に思っております。

また機会があれば是非ともお声を掛けて頂けると嬉しいです^^

▼映画・鋼の錬金術師 公式サイト

http://wwws.warnerbros.co.jp/hagarenmovie/

生成で制作しましたので、新品はこんなにも薄いお色です

ベルト裏、ちゃっかりうちの刻印が入っています (衣裳さんからご提案頂きました)

全てが手加工・手縫いのオールハンドメイドです。厳しい撮影にも耐え抜いたそうです。